庶民の華「筒描」 蜘蛛の巣文様

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庶民の華「筒描」
現在開催中の「うみやまあひだミュゼ」自然布展より代表的なものを紹介いたします。

「蜘蛛の巣文様」
少々気味の悪い印象があるかもしれませんが、縁起の良い吉祥文様とされています。

幸せを掴む、富を得るといわれ、江戸時代から大正時代にかけて人気がありました。欲しい物を掴んで離さないようにという願掛けが込められていたそうです。

蜘蛛の巣は、日本書紀や古今和歌集、平家物語にも登場し、朝に蜘蛛の巣が下がると「待ち人がくる」とされ、縁起の良いものとして扱われています。
「良い男がかかる」という意味合いから、とくに芸者達の間で人気があったそうです。

江戸時代の吉原には3000人もの遊女がいたと言われていますが、遊女が床に入れるのはなんと、27歳までだったそうです。

蜘蛛の巣文様には、そういった女性たちの美しくもはかない情念が込められているのかもしれませんね(^^)

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