獅子頭の麻髪

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麻の伝統「御神事と麻」「お祭りと麻」の説明で頻繁に展示している古い獅子頭があります。

これは、江戸時代に京都で造られ、200年以上の歴史を持つものですが、藍染された麻髪が経年で弱くなりボロボロと千切れるようになってしまいましたので、獅子頭の麻髪を新調することにしました。

神麻注連縄奉納で余った特別な精麻を用いて京都の株式会社山川さんに獅子頭の麻髪を作っていただき、元祖徳島の本藍染を学び三重県菰野町で工房「エノクの輪」を構える板東亮さんに藍染にしていただくことになりました。

仕上がりは9月になるとのこと。
とても楽しみです。

また今日明日は、2頭の獅子が木やりに合わせて悪魔や災いを祓いながら商店街や住宅地を勢いよく練り歩くことで有名な、神奈川県三浦市・海南神社のお練り獅子が開催されます。

実は、この獅子頭には1頭あたり6kgもの精麻が使われています。獅子頭の麻髪新調に合わせて合計15kgの神麻を日本麻振興会にてご用意させていただきましたご縁で御神事に参加してきます。

最近では、神社様から精麻の注文をいただくだけでなく、獅子頭の麻髪そのものの修復や新調の相談を受けることもあり、非常に光栄に思っております。

日本の麻の伝統を、たしかな知識・技術を備える職人さんたちと一緒に守っていけたらと思います。

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